経営管理ビザの在留資格更新許可申請書の書き方と記載例

経営管理ビザの在留資格更新許可申請書の書き方と記載例

経営ビザを更新するときに必要な申請書の書き方を専門家の行政書士が見本を使って分かり易く説明します。在留資格更新許可申請書は、3枚の紙から成り立ちます。
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経営管理ビザの在留資格更新許可申請書とは

経営管理ビザの在留資格更新許可申請書とは

 

この記事は経営管理ビザを更新するときに作成する申請書の書き方をご紹介します。

 

 

経営管理ビザは、4か月、1年、3年、5年…
定期的に更新手続きが必要になります。
入管に更新申請する際に提出する書類が在留資格更新許可申請書です。
申請書は入管HPもしくは弊所のダウンロードページより入手可能です。

 

関連記事:経営管理ビザ申請書の無料ダウンロードはこちら

 

留学や会社員系の就労ビザから経営管理ビザへ変更する場合は変更申請になります。
変更許可申請書の書き方は別コンテンツでご紹介しております。

 

関連記事:経営管理ビザへ変更する時の申請書の書き方

 

経営管理ビザの変更許可申請書の見本

経営管理ビザの変更許可申請書の見本

更新許可申請書の2枚目の記載例

経営管理ビザの更新許可申請書の2枚目

更新許可申請書の3枚目の記載例

経営管理ビザの更新許可申請書の2枚目
3枚目は所属機関(会社)が作成する資料になります。
(経営者が申請者の場合は、実質的に本人が作成になりますが・・・)

 

経営管理ビザの在留資格更新許可申請書1枚目の書き方

経営管理ビザの在留資格更新許可申請書1枚目の書き方
ここからは申請書の書き方をご紹介します。
まずは1枚目からです。

 

1枚目の写真など

 

まずは1枚目の一番上から始めます。
申請者の個人情報やビザ更新の理由を書きます。

 

申請者の写真

経営管理ビザの申請者の証明写真を貼り付けます。
直近6か月までに撮影した写真を使います。
前のビザ申請やパスポート更新の写真はダメなことが多いです。

 

サイズは縦4センチ×横3センチ。
正面を向いてバストアップで撮影します。
大阪入管などの入管でも撮影できますが、出来るなら事前に準備しておいた方が良いです。
(入管の写真撮影機は並びますので)

 

詳しい企画は弊所運営の別サイトで解説しています。

 

関連記事:ビザ申請の写真の規格について

 

1、国籍・地域

申請者の国籍や地域を記入します。
例:中国、ベトナム、ネパール、地域としては台湾など。

 

2、生年月日

申請者の生年月日を西暦で記入します。
在留カードやパスポートに書かれた数字を書きます。
例:1993年7月11日など

 

3、氏名

申請者の名前を書きます。
基本的にはパスポートや在留カードに書かれた表記をそのまま写します。
漢字圏の人(中国、韓国、台湾など)は漢字の名前とアルファベット表記。
それ以外の方はアルファベット表記の名前を書きます。

 

申請者の性別や職業など

 

次は性別や職業などを記載する欄です。

 

4、性別

申請者の性別を記入します。
男性なら「男」の箇所に丸をいれます。
女性の場合は「女」の部分に〇を入れます。

 

5、配偶者の有無

申請者が既婚か未婚かの確認です。
結婚している場合は、「有」に丸をいれます。
独身の場合は、「無」に〇を入れます。

 

6、職業

申請者の現在の職業を記入します。
経営管理ビザの更新なので、会社経営や会社役員、個人事業主などが入ります。

 

7、本国における居住地

母国の住所や居住地を記入します。
例:中国遼寧省大連市○○など。

 

8、居住地

日本での居住地を記入します。
基本的には住民票や在留カードに書かれた住所を記入します。
引っ越しして、在留カードの住所変更がまだの場合は市役所で手続きしましょう。
(住民票と在留カードの住所が不一致だと審査が不利になります)

 

9、電話番号、10、携帯電話番号

9番の項目には固定電話の番号を書きます。
(会社の電話番号ではないので注意)
10番には自分のスマホ番号を記入します。
固定電話が無い場合は、空欄でも大丈夫です。

 

旅券番号や在留資格、更新の理由欄

 

次はパスポートやビザの情報、更新の理由についての欄です。

 

10-1旅券番号、10-2旅券の有効期限

10(1)にはパスポートの番号を記入します。
10(2)はパスポートの有効期限を書きます。
どちらも旅券に書かれた文言をそのまま書き写します。

 

11、在留資格について

現在持っている在留資格(ビザ)の種類を書きます。
例:経営・管理
在留期限を記入します。
例:1年
在留期間の満了日を書きます。
例:2024年6月10日など
在留カードの内容をそのまま写します。

 

12、在留カード番号

在留カードのナンバーを記入します。
これもカードの表面に書いてあります。

 

13、希望する在留期間

今回の更新で欲しい年数を記入します。
弊所は基本的に5年と記入しています。
5年と書いても1年も普通にあります…
(せめて3年のビザが欲しいです)

 

14、更新の理由

経営管理ビザを更新する理由を書きます。
1行しかないので、現在の事業を継続したいからくらいしか書けないです。
もっと熱い想いを審査官に伝えたい場合は、別の紙に書くのもアリです。

 

犯罪歴や親族欄

 

1枚目のラストになります。
ここでは申請者の犯罪歴や日本に住んでいる親族の情報を記入します。

 

15、犯罪を理由とする処分を受けたことの有無

犯罪で警察のお世話になったかを確認しています。
ちなみに日本国内だけでなく、海外での処分歴も必要です。
無い場合は、「無」に丸を付けて終了。
ある場合は、「有」に〇を入れて、内容を記載します。

 

16、在日親族(父、母、配偶者、子、兄弟姉妹、祖父母、叔父叔母)同居者

日本で暮らしている家族がいる場合は「有」に丸を付けます。
次の欄に、関係、氏名、生年月日、国籍、同居の有無、勤務先・通学先、在留カード番号を記入します。
居ない場合は「無」に丸を付けて終了。

 

注意点は同居している人が居た場合です。
家族でない赤の他人でも記入が必要です。

 

在留資格更新許可申請書2枚目の書き方

経営管理ビザの在留資格更新許可申請書2枚目の書き方

 

ここからは更新許可申請書2枚目の書き方になります。
この部分は申請者の勤務先や学歴、職務経験を記載します。

 

申請者の勤務先

 

この欄には申請者の勤務先を記入します。
経営管理ビザの場合は、経営している会社の情報になります。

 

勤務先の名称

経営する会社の名前を記入します。
会社の登記簿(全部事項証明書)に記載がある通りに書きます。
例:株式会社 オネガソン・ソリューションズ

 

支店・事業所名

勤務先になっている事業所の名前を書きます。
例:本社、本店など

 

所在地

会社の住所を記入します。
登記簿に書かれた通りに書きます。
例:大阪府吹田市江坂○○-○○

 

電話番号

会社の電話番号を記入します。
例:06-8888-8888

 

申請者の学歴欄

 

ここは申請者の学歴欄になります。
経営管理ビザに学歴要件はありませんが…
記載する欄があります。
全く無関係より事業と関連性がある学歴の方が、事業の信ぴょう性や継続性が上がるのは言うまでも無いです。

 

18、最終学歴について

18-1は一番最後に出た学校が日本か海外かです。
日本の学校が最終の時は「本邦」の前の四角を塗りつぶします。
海外の場合は、「外国」の前にある□を■に塗りつぶします。

 

18-2は、最後にでた学校の種類です。
対応する学歴欄の前にある四角を塗りつぶします。

 

18-3は、出身校の名称を記入します。
例:大阪経済大学など

 

18-4には、卒業した年月日を記入します。
卒業証明書や卒業証書に書かれた日付を記入します。
例:2018年3月20日など

 

19、専攻分野

次は専攻・専門分野になります。
大学・大学院と専門学校に欄が分かれています。
申請者が卒業した学科に対応する部分にチェックを入れます。
経営学が専攻なら、その前の四角を塗りつぶします。
工学が専門なら、工学の前の□を■にします。

 

申請者の実務経験と職歴

 

次は申請者の職務経験に関する項目です。

 

20、事業の経営または管理の実務経験

実務経験の年数を記入します。
経営管理ビザの場合は、経営経験のみがカウントされます。
例:1年

 

21、職歴

次は申請者の職歴を記入します。
職歴は外国に居た時のものも含まれます。
入社と退社年月日と社名を書きます。
書ききれない場合は、別紙参照で履歴書を提出することもあります。

 

代理人欄

 

次は代理人欄です。
在留資格の代理人は親族などが対象になります。
未成年の場合は法定代理人(親)など。
代理人の氏名や生年月日などを記載します。
経営管理ビザの場合は、使うことは滅多にありません。

 

署名欄と取次者欄

 

2枚目のラストになります。
ここは申請者の署名と取次者欄があります。

 

申請者の署名

申請書の内容に間違いが無いことを宣誓するために署名します。
この部分だけはボールペンで自分の名前を記入します。
基本的にはパスポートのサインと同じで大丈夫です。
あとはサインした日付も自筆で書きます。

 

取次者欄

今回の申請を取り次いだ行政書士の情報を記入します。
本人申請の場合は、空欄で大丈夫です。
依頼を受けた行政書士が記入します。

 

在留資格更新許可申請書3枚目の書き方

 

在留資格更新許可申請書の3枚目の書き方です。
こちらは申請者ではなく、所属先の会社が記入する形です。
(代表者が自分なので、実態は一緒ですが…)

 

経営者・管理者の情報

 

3枚目の一番最初の欄になります。
経営者の氏名や在留カード番号を記入します。
漢字圏の方は、漢字の名前とアルファベット表記を記入します。

 

次に契約の形態です。
該当する欄の前の四角を塗りつぶします。
経営者の場合は、その他の前をチェックして、(経営)と記入します。

 

勤務先の名称と雇用保険番号

 

ここは勤務先のデータを記入します。
まずは会社の名前を記入します。
支店・事業所名を記入します。
例:本店など

 

法人番号

会社経営の場合は、法人番号を記入します。
確定申告書に書かれた数字、分からない場合は検索サイトで確認できます。

 

https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/

 

上記のサイトで会社名や所在地を入力すると13ケタの番号が表示されます。

 

雇用保険適用事業所番号

次は雇用保険の番号を記入します。
人を雇い入れている場合は必須になります。
店舗系や製造業系のビジネスの場合も必須です。
(申請者は店員や工員の仕事ができないため)
雇用保険の書類に11桁の数字があります。

 

業種と所在地

 

次は会社の業種と住所になります。

 

会社の業種

申請書に業種一覧があります。
そこに書かれた番号で対象となるものを記入します。
例:14番(情報通信系)
メインの他にサブ事業があればそれも記入します。

 

所在地

会社の住所を書きます。
登記簿に書かれた通りに記載すれば大丈夫です。

 

資本金や売上額など

 

この欄は会社の財務データを記入します。
経営管理ビザの更新や3年ビザを取得するためには重要な指標になります。
(3年ビザは税金もありますが、売り上げ規模も重要です)

 

資本金

決算書や確定申告書に書かれた資本金額を記入します。
単位は円になっています。
例:500万円など

 

年間売上高

次は事業での売上高です。
決算書や確定申告書に書かれた数字です。
事業が黒字でも、売上高が小さすぎると…
更新が難しくなったり、3年のビザが出なかったりします。
(黒字で1年しか出ない人は売上が小さすぎることが多い)

 

法人税の納付額

法人税の確定申告書や納税証明書に書かれた数字を記入します。
経営管理ビザの場合、発生することが多いです。
赤字の場合は、更新の難易度が跳ね上がります。

 

常勤の従業員数

次はフルタイムで働く社員の人数です。
実際に働いている人数を書きます。

 

次に日本人、永住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者。
別表第二の身分系ビザの方で勤務する人数を書きます。
(身分系の勤務者数は経営管理ビザの要件の一つ)

 

職種や活動内容について

 

次は職種や活動内容について

 

申請者の職種と活動内容詳細

活動内容一覧から該当する番号を選び記入します。
例:1(経営など)

 

活動内容詳細については、申請者の具体的な仕事内容。
例:株式会社オネガソン・ソリューションズの経営など

 

就労予定期間

申請者が管理者の場合に記入します。
該当する期間の前にある四角を塗りつぶします。

 

申請者の給与と事業所の面積

 

次は事業所の面積と申請者の給与について
この部分もビザ更新で非常に重要な部分になります。

 

給与報酬

申請者の役員報酬などを記入します。
確定申告書や源泉徴収票の数字を参考に記入します。
単位は円で年額か月額、対象となる箇所にチェックを入れます。
例:月額25万円など

 

役員報酬が安すぎると実態が無いと見做されます。
また経営管理ビザの更新と永住や帰化申請で求められる年収が異なります。
(基本的には永住や日本国籍取得の方が高額)

 

関連記事:永住ビザの年収要件

 

関連記事:帰化申請の年収要件

 

職務上の地位

会社でのポジションを記入します。
例:代表取締役、個人事業主など

 

事業所の状況

会社の事務所の面積を記入します。
例:26平方メートル
狭すぎると、事業の実態があるか疑われます。

 

次に保有の形態。
自社所有か賃貸か、該当する方にチェックを入れます。

 

次は家賃です。
月額の金額を記入します。
決算書や確定申告書の数字を転記します。

 

代表者の記名

 

申請書のラストです。
3枚目の書類の内容が間違っていないことを誓約します。
代表者のサインを書きます。
この部分はPCで入力でも大丈夫です。
手書きでも問題ないです。

 

以上が経営管理ビザの在留資格更新許可申請書の書き方と記載例でした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

 

行政書士やまだ事務所 所長

行政書士 山田 和宏

 

日本行政書士会連合会 13262553号

大阪府行政書士会 6665号

申請取次行政書士(大阪出入国在留管理局長承認)

大阪府行政書士会 国際研究会会員

大阪府行政書士会 法人研究会会員

 

【適格請求書発行事業者】

インボイス登録済

番号:T1810496599865

 

【専門分野】

外国籍の方の在留資格手続き、帰化申請(日本国籍取得)

年間相談件数は、500件を超える。

 

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【お客様との写真と実績の一部】

ご依頼者様と弊所代表

 

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